開発ストーリー Story#02
ペイン関連
エコープローブカバーⅡ
About
ペイン関連
エコープローブカバーⅡ
「鮮明でなければ、安全じゃない」
神経ブロックを正確に導くカバー
エコー下での神経ブロックをもっと清潔に、
もっと正確に。
その思いをかたちにするため、
N大学の柴田先生とともに取り組んだ、
新しいエコーカバーの開発秘話です。
Profile
営業
杉 政章
業界歴30年以上のベテラン営業。大阪を中心に医療現場を回り、数多くの製品販売に携わる。エコープローブカバーⅡ発売当時も営業の最前線で現場を駆け回り、その普及に貢献︎した。
PROJECT
STORY
01
Chapter 導入のきっかけ
2000年頃、神経ブロックにエコーを活用する手技が急速に広がり、現場ではプローブカバーの質と価格が大きな課題となっていた。唯一の選択肢は海外製。1枚あたり高価なうえ、鮮明さや改良の要望も受け入れられない。そのため、同じカバーを使い回す施設もあったという。そんななか、九州の代理店からとある情報を耳にする。「N大学の麻酔科に、S先生というこの手技の第一人者がいる」。製品開発のチャンスを嗅ぎ取ったフジメディカルは、直ぐに聞き取りに伺った。
02
Chapter 試行錯誤した日々
神経ブロックは、針先を神経の数ミリ手前に導く高度な手技。画質が鮮明でなければ、安全性そのものが揺らぐ。S先生の言葉は明快だった。「画質には徹底的にこだわること。ぜひ一緒にやりましょう」。まず取り組んだのは素材選定。ポリウレタンをベースに透明度や柔らかさの異なる6種類を試作し、N大学での実技評価を実施。透過性やシワの出にくさなどを検証し、一つに絞り込んだ。さらに、従来のカバーは空気が入りやすかったため、先端に平らな面を設けて密着性を高める設計に。加工は複雑になったが、妥協せず改良を続けた。
03
Chapter 医療現場からの声
2011年、エコープローブカバーⅡは完成した。まずはクラスⅠ一般医療機器として届出を行い、市場に投入される。その直後、S先生が自身のブログで紹介し、SNSなどを通じて情報は一気に広がった。現場からは「これを待っていた」「画質が良い」と反響が寄せられる。当時、価格も従来品より安く抑えられ、150cmのラインナップも支持を集めた。コストを理由に90cmで我慢していた手術室にとっては、清潔管理と操作性の両面で大きな前進に。試行錯誤の末に形となったカバーは、瞬く間に医療現場へ浸透していった。
04
Chapter 心が動いた瞬間
当時、医療現場へ営業に回っていた杉には、忘れられない場面があるという。「納品した一週間後に医師を訪ねたとき、先生がにっこりと親指を立てて見せてくれたんです」。2013年にはクラスⅡの認証を取得し、適用範囲はさらに拡大。競合も参入して市場も活発になった。S先生との共同開発は続き、シバガイド※やシバホルダーといった新製品へと発展していった。杉氏は語る。「医師と一緒に取り組んだ代表的な成功事例になりました。現場起点で考えるフジメディカルの原点ともいえる製品です」。
※シバガイドは、現在販売を終了しております。
製品詳細

先生や看護師さんが
ニコッと笑った瞬間、
「ああ、このために
やっているんだな」と思います。