導入ストーリー Story#01
産婦人科関連
シリコーンペッサリー
About
産婦人科関連
シリコーンペッサリー
「欧米のスタイルを持ち込めないか」
疾患の認知も広めたペッサリー
骨盤臓器脱の保存療法として
使われているペッサリー。
婦人科の第一線で活躍する医師からは、
より素材と形状に優れたペッサリーを求める声が上がっていた。
Profile
営業
三坂 和彦
シリコーンペッサリーの導入にあたり、学会展示や医局説明、啓発冊子づくりに尽力。医療現場に製品の必要性を地道に伝えてきた。
PROJECT
STORY
01
Chapter 導入のきっかけ
40歳以上の女性の約10人に1人が悩むといわれる「骨盤臓器脱」。当時、国内の現場で主流だったのは、塩化ビニール製・円形ペッサリーがほぼ一択だった。装着時の違和感やにおい、汚れ、サイズ不一致によるトラブルなど、身体的な負担は小さくなかった。また、デリケートな悩みゆえ、手術療法に踏み切ることも精神的な負担となっていた。「欧米で使われているシリコーン製を導入できないか」。きっかけは、婦人科分野の第一人者・S先生の一言だった。保存療法の選択肢を広げるため、供給体制の確立に向けて動き出した。
02
Chapter 試行錯誤した日々
シリコーン素材ならではの特性を活かし、においや汚れがつきにくく、膣内環境を良質に保てるものを選定した。もうひとつの挑戦は、使い方そのものの進化だった。それが、「自己着脱」という発想。欧米では一般的な、朝に装着し夜に外すというスタイルを日本に持ち込み、装着時間を適切に保つことで膣内トラブルの抑制を目指した。もちろん、慣れない動作に不安を覚える患者も少なくない。販売に向けてS先生とともに「自己着脱ハンドブック」を制作し、看護師向けの指導体制を整えた。
03
Chapter 医療現場からの声
発売後、医療現場からの反応は早かった。「においがつきにくい」「膣内トラブルが少ない」。違いを実感する声が届きはじめた。導入施設が少しずつ増えるなか、自己着脱という新しい使い方も認知が広がる。医療現場に浸透するにつれ、子宮脱、膀胱脱、直腸脱など、症状に応じて適した形状を求める声も増えた。そこで、海外の多彩なラインナップを導入。さらに、メディア露出が増えたことで疾患そのものの認知も進み、ペッサリーは手術を望まない患者にとっての選択肢として存在感を高めていった。
04
Chapter 心が動いた瞬間
学会会場では、「うちでも使っているよ、いいね」と医療従事者から声をかけられる。ときには患者から会社に直接電話があり、「これじゃないとダメなの」と感謝の言葉をいただくこともある。そんな出来事の一つひとつが、営業の三坂の心に残っているという。本製品をきっかけに、他社の参入も進み、市場は大きく変化した。「人に相談しづらい症状ほど、ニーズの発見が遅くなることを、強く実感した製品でした」。現在、不妊関連をはじめとする新製品の開発に取り組むため、医療従事者の声に耳を傾け続けている。
製品詳細

製品をきっかけに、疾患そのものの認知を広げることも
僕たちの
役目かなって感じています